金沢にある妙立寺(みょうりゅうじ:通称、忍者寺)に行ってきました。
敵をあざむく色々な仕掛けがあってかなり面白かったです。
- 賽銭箱型落とし穴
- 脚を槍でさされる階段
- 逃げ道になる井戸
- オートロックな抜け道
などなどのカラクリが盛り沢山で、まさに忍者寺って感じでした。(実は忍者とは全く関係ないけど)
予約が必要で、料金は1,000円(現金のみ)、所要時間は40分(ガイドさんによるツアー)で、近くには観光スポット「にし茶屋街」もあります。
面白いカラクリがたくさんあるんですけど、写真撮影が禁止されてるので自分で見に行くしかないです。
ガジェット好きはたぶん好き。
もくじ
妙立寺(忍者寺)
なぜか裏門から来てしまいましたが、この路地の雰囲気もよかったです。
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正門より裏門の方が好みでした。
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ひっそりしていて雰囲気あります。帰りは裏門から帰るのもいいかも。
こちらは正門。
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本堂を正面から。
![](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/5BA36837-7538-4506-B154-281F0A99647A-1024x767.jpeg)
屋根の先端部分はギヤマン張り(現在はガラス製)の部屋があって見張り台の役割がありました。
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金沢城まで光を使って通信してたんだとか。
ギヤマンはヨーロッパ製のカットガラスで当時はかなり珍しかったそうです。
妙立寺の外観は2階建てですが、実際には4階建て7層になってます。中二階、中々二階などかなり複雑な構造で、部屋数は23、階段数は29もあります。
![妙立寺 本堂の階段群](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/6EB46BFD-2C7F-4018-AC5E-CF92F13F220E-1024x768.jpeg)
伝説の井戸:全く継ぎ目がない深さ25メートルの井戸
![妙立寺 伝説の井戸](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/7F07B05B-6B79-442B-9F2E-FBBA827371FA-1024x768.jpeg)
井戸って普通は石を積み上げて作るので継ぎ目があるじゃないですか。この井戸は一つの石を削って作ったそうで、継ぎ目が全くありません。のっぺりしてなんかだ奇妙な感じでした。
横穴は金沢城まで続いてるとの噂ですが、途中に川があるので当時の掘削技術では城まで掘ることはできなかっただろうとのこと。でも誰も調査してないからどこまで続いてるのかは不明なんだとか。ロマン。
落とし穴賽銭箱:賽銭箱の下が落とし穴
![妙立寺 仕掛け賽銭箱](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/82770D83-7909-472B-8F62-384EE2422B1E-1024x768.jpeg)
賽銭箱は床に埋め込まれていてすぐ隣を歩けます。危なくて笑う。
明り取り階段:階段裏から敵の足を槍で刺す恐ろしい階段
![妙立寺 明り取り階段](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/5CFA3EFD-5727-4A0E-B4F7-004523639A0D-1024x768.jpeg)
障子が貼られていて敵の影が確認できます。
落とし穴階段:床板を外すと落とし穴になってる
![妙立寺 落とし穴階段](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/5C671E68-1009-48E6-947D-0C477C872191-1024x768.jpeg)
致命傷にはならないけど、下で下男(げなん)達が待ち構えてる。
本堂裏隠し階段:緊急時の脱出口
![妙立寺 本堂裏隠し階段](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/06/D229A90B-7458-4198-AE9E-2B980985DFFD-1024x768.jpeg)
本堂裏隠し階段は本当によくできてて、床板の溝と扉ががっちりとハマり、ロックされる仕組みになってます。いわばオートロックみたいなもので考えた人すごい。
パンフレットにも載ってないですけど、他にも「入ったら出られない切腹部屋」や「殿様がお忍びでお参りする隠し部屋」なんかもありました。
切腹部屋は幸いにも使われることは無かったみたいです。
内部は写真撮影NG
からくりが相当面白かったし、美しい部屋や装飾もたくさんあります。
写真を撮りたかったんですけど、
- 内部の写真撮影はNG
でした。
落とし穴とか普通にあるので写真を撮るのに夢中になって落っこちると大変だからでしょうか。
予約必須
拝観には予約が必須です。
予約は電話からのみで(ネット予約なし)、コロナの影響で現在は3日前から受付されてます。
- 電話予約必須
- 予約は拝観日の3日前から
意外と短いので注意してください。
10人ぐらいのグループでガイドさんが案内
内部の案内はガイドさんによるツアー形式でした。
10人ほどに分けられたグループにガイドさんが1人ついて、説明しながら見学します。
- 時間は40分ぐらい
でした。
拝観客の雰囲気
20代ぐらいの若いカップル、年配の夫婦、40代ぐらいの女性グループまで幅広くいました。一人参加の方もいましたよ。
内部は写真撮影NGなのでスイスイ進みます。ツアー形式だけど一人でも参加しやすそうな雰囲気でした。
アクセス・予約方法
予約は3日前から可能で、電話のみです。
当日も空きがあれば予約も可能ですが、連休でない土日に行って結構なお客さんがいたので予約なしは厳しいかも。
支払いは当日現金のみでした。
拝観時間 | 9:00〜16:00 |
電話番号 | 076-241-0888 |
電話受付時間 | 8:30〜17:00 |
料金 | 大人1,000円(中学生以上) 子供700円 |
所要時間 | 40分 |
アクセス | ・城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス「広小路」バス停から約3分 ・金沢ふらっとバス長町ルート「野町広小路」バス停から約5分 ・金沢駅からバスで16〜20分ぐらい |
にし茶屋街
妙立寺から徒歩4分ほどのところには「にし茶屋街」があります。
有名な観光スポット「ひがし茶屋街」より規模はかなり小さいですが、町並みはキレイで人も少ないのでゆっくりできますよ。
にし茶屋街の町並み。
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15時ごろに行ったんですけど、開いてるお店は少なかったです。そんなもんなのかな。
和風の建物が続く「にし茶屋街」で淡いブルーの色で目立ってるのが「西検番事務所」です。
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にし茶屋街の芸妓たちの稽古場や管理事務所として機能していたそう。塗り直したわけではなく、当時からこのブルーの色でした。和洋折衷ですね。
にし茶屋街でひとつ失敗したのは、「金沢市西茶屋資料館」の茶室を見忘れたこと。1階が大正時代の大作家さんの資料、2階に茶室があり見学できます。
資料館自体には行ったんですけど、1階の資料を見て「ふ〜ん」で終わって帰ってきてしまった…2階まで上がれば茶室が見れたのに、、、リサーチ不足です。
![](https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/lsc/upfile/spot/0001/0058/10058_2_l.jpg?1551154080)
パステルブルーの西検番事務所の前にあるのがカフェ「桜桃 -ゆすら-」さん。
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芸能人のサインがたくさん飾ってあったので、テレビでよく取材されるのかも。
ぜんざいセットを頂きました。飲み物もついてくるので加賀棒茶を選択。
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金箔入りのぜんざいが豪華で見た目が良く、味は甘すぎずスッキリして美味しかったです。
人も少なくてのんびりできました。忍者寺で神経使ったので甘いもの食べてのんびりできて良かったのかも。
料金は600円でした。
「桜桃 -ゆすら-」の隣には「賞味期限6分もなか」の甘納豆屋さんもありました。行列ができてました。賞味期限6分もなかも気になったんですけど、行列があると避けちゃうんですよね。。。
にし茶屋街は妙立寺から徒歩4分の立地なので、見るところは少ないかもしれないけどセットで観光するといいと思います。
もりもり寿し
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金沢は回転寿司も有名です。
妙立寺から徒歩6分のところにある「もりもり寿し」も美味しかったです。
エビ頭の味噌汁付きの握りセットで1,760円でした。
尾山神社
ステンドグラスがきれいな尾山神社。
近くで夕飯を食べて夜の散歩がてら見てきました。
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![](https://takapiroblog.com/wp-content/uploads/2022/05/5BF142FE-A006-4B3B-9086-E1F8B31110E4-scaled.jpeg)
晴れた日の昼間もキラキラしてきれいみたいですが、夜はライトアップされてるのでよりステンドグラスの見どころがアップします。
にし茶屋街から尾山神社までは徒歩22分。尾山神社から金沢駅までは徒歩21分。
金沢観光・忍者寺はおすすめ
妙立寺(忍者寺)は「ここがあそこに繋がってるのか!」とか「落とし穴に落ち、脚を槍で刺され、大変だな…」とかいろいろ考えることができて楽しかったです。エンターテイメント性があると思う。
近くには「にし茶屋街」もあるのでセットで観光するといいと思います。