在宅ワークになってしばらく経ちました。
ソファーに座って1人用の小さな折りたたみデスクで騙し騙し仕事してきたけど、デュアルディスプレイには狭すぎるし、腰は痛いしで作業効率がイマイチ…
そこで、PCデスクを買おうとAmazon楽天を検索するもあまり気に入るものがない。
それならば自分で作ろうということでホームセンターで木材を買ってDIYしました。
DIYのデスクは
- 自分好みのサイズ
- 自分好みの木材
- 自分好みの色味
- 自分好みのテーブル脚
で、かなり気に入ったテーブルを作成することが出来ます。
おそらく同じサイズのものを普通に買うよりかかる費用も抑えられるはず。
素人が賃貸物件での作業で作れたので作成ハードルも低くておすすめです。
余った木材でロボット掃除機の家もDIYしました。
>>ロボット掃除機の上に空気清浄機を置いて省スペース化|掃除機の家をDIY
もくじ
使った材料・道具
今回のPCデスクDIYで使った材料と道具の一覧は以下です。
- テーブル天板(杉無垢ボード厚み24mm)
- テーブルの脚(ステンレス)
- 紙やすり
- 鬼目ナット(16mm)
- 六角レンチ(6mm)
- 電動ドライバー
- ショートビット(ドリル)9mm径
- ショートビット(ドリル)3mm径
- ワトコオイル
- ハケ
- さしがね
木材はホームセンター、他はAmazonやセリアで購入しました。
使った材料は記事の最後にリンク貼っておきます。
天板の木材は都内にあるめちゃデカいホームセンター『スーパービバホーム豊洲』で購入
都内のデカいホームセンターといえばここ。
広すぎて、広すぎて、何に使うか不明なプロ用道具がたくさん置いてあります。
他の購入場所だと、カインズも結構木材が置いてあります。あとは木材専門のネットショップ(木材通販のマルトクショップ )でもフリーカットで配送してくれるのでいいかと思います。
テーブル天板に使えそうな木材も何種類もありました。
今回は『杉ムクボード』を購入。
サイズは
- 横幅:1,820mm
- 奥行:910mm
- 厚み:24mm
で、6,358円でした。
厚み2.4cmは結構丈夫なPCデスクが作れそうです。
「杉無垢ボードってなんやろう」と思って調べてみると、集成材といって木材を何枚も接着剤て繋げた状態の板みたいです。
接着剤で引っ付けて強度は大丈夫なのかと思ったら、普通の無垢材より強度高いみたい。
木材の持つ、大節、割れなどの欠点を製造工程において除去し、小さな節等の許容できる欠点は製品内に分散されることで、強度のばらつきが少なくなり、品質が均一化されます。従来型の無垢材の1.5倍の強度を発揮します。
引用:集成材とは
ビバホームをふらついて思ったけど、こういう一枚板で作るデスクも雰囲気あって良いかなとも思いました。
長さは十分だったんですけど、奥行きがもうちょっと欲しかったのと、お高めだったので今回は断念。
カットと配送を依頼
木材をカートに乗せて、レジで支払います。(資材用のカートがなかなか見つからなくて苦労しました。資材コーナーの通路が定位置みたいです。)
その後、カット用の用紙をもらって記入。自分の好きなサイズのデスクが作れるのはDIYのいいところですね。
僕はノートパソコン2台と外部ディスプレイ1台で合計3台置きたいので
- 横幅:120cm
- 奥行:50cm
と少し横幅を大きめに作ってみます。
奥行は50cm。60cmだと大きすぎて、40cmだと狭く感じたので、間をとって50cmに設定。ニトリに通ってインスピレーションを高めました。
素人ながら何となくの図面を書いたあと、カットと配送料を支払うため、再度レジに並びます。
カットと配送は3,000円ぐらいでした。(都内への配送で3営業日ほど)
配送が確か2,500円ぐらいかかったので、自分で持ち帰れるとかなり安くなりますね。
届いた杉ボード
届いた木材はこんな感じ。
綺麗にカットされていて、後はヤスリをかけてオイルを塗るだけなので楽ちんです。
かすかに感じる杉の香りがテンション上がります。
後ろの段ボールはAmazonで買ったテーブルの脚です。(後でサイズ違いが判明して書い直しました…)
PCデスクの作成手順
材料が揃ったので作っていきます。
数日に分けてのんびりと作りました。
デスクの作成手順はざっくり大まかに
- ヤスリをかける
- オイルを塗る
- 脚を取り付ける
という流れです。
テーブルは天板と脚を取り付けるだけなので、DIY初心者でも難易度優しめです。
ヤスリをかける
まずは天板となる板にヤスリをかけます。
サンダー(電動でヤスリをかける機械)も持ってるんですけど、音がうるさいし、粉が飛び散るしで賃貸物件だと使いづらい…
そこまで大きい木材でもないので手作業で紙やすりをかけていくことにしました。
ヤスリは100均(セリア)で2種類買いました。
紙やすり(サンドペーパー)は#400とか#320とか番号が振られていて、番号が大きくなるほど目が細かいということになります。なので400番とかは仕上げ用です。
最初に320番で少し荒めに削って、400番で仕上げをしていきます。ぶっちゃけ400番だけでも良さそうだったけど、せっかく買ったので320番も使います。
粉の掃除が面倒だったので、風呂場に持っていってヤスリがけしました(笑)
めっちゃ狭くてやりにくい。。。
さらに風呂場の電気って電球色じゃないですか。木材と同じような色なので傷とかが見えづらくて、、、風呂場での作業は失敗でした…
表面、裏面、サイド、全ての面を削っていきます。
時々素手で触ると確認しやすいです。
忘れないように角の部分もヤスリがけして怪我しないように少し丸めます。
PCデスクなのでキーボードを打つときにギザギザしたら嫌なので入念に。
ヤスリをかけたら、要らない布で粉をとっていきます。
風呂場なので息を吹きかけて飛ばしました。
320番で削った後は、目の細かい400番のヤスリで削ります。
配送途中に付いた小さな傷、ささくれ、汚れなどの目立つところは念入りに削って綺麗にしました。
横の部分は凸凹してるけど、これはこれで味になるかと思う。
節(ふし)の部分は粉が詰まってたので、ハンディー掃除機で吸い取ったら綺麗になります。
これでヤスリがけは完了です。
あんまりやりすぎないで程々ぐらいが男前インテリアっぽくていいかも。
次はオイルを塗っていきます。
オイルを塗る
木材に塗るオイルは『ワトコオイル』を使います。
色はナチュラルにしました。他にもダークブラウンとか暗めな色もあるのでお好みで選びましょう。
このオイルは木材の中に染み込むタイプで、木目とか表面の感じとか木材そのものが楽しめるのでお気に入りです。
サラサラしていてかなり塗りやすいので全くダマになることなく仕上がります。初心者にもってこい。
スーパーで買い物した時のトレーを取っておいて、皿として使いました。
ハケも100均で買った気がします。
せっかくトレーを使ってたんですけど、結局めんどくさくなって、木材にダイレクトでたらす方式に変更しましたけど(笑)
横も塗るので下に段ボールやペットボトルなどで嵩上げしておきましょう。
僕はプロテインの空箱を2つ使いました。ゴルスタの空箱がここでも役に立つとは。
ナチュラルなオイルですけど、塗ったところは結構雰囲気変わります。
そのままの状態よりも、引き締まった感じというか木目がより綺麗に見えて雰囲気出てますよね!
忘れずに横側も塗ります。(前に小さな収納棚を作った時、横を塗り忘れてダサくなりました…今もそのまま放置してますけど)
表面を塗ったら、裏返して反対側も塗ります。
オイルを塗り終わったら、布で乾拭きして不要なオイルを拭き取りましょう。
オイルを塗る前と塗った後です。
いい感じです!
このまま12時間〜24時間乾燥させます。冬場は24時間らしいです。
この日は雨だったから24時間ほどこのまま放置しておきました。部屋が狭い。
脚を取り付ける
天板の塗装が完了したので、いよいよテーブル脚を取り付けます。
付属のネジを天板にそのまま取り付けても問題ないんですけど、せっかくなので鬼目ナットで取り付けます。
鬼目ナットはネジを受ける土台みたいな部品です。
こうするとネジを回すだけで簡単に脚が取り外しできるようになるので、引越しの時とか楽になるはず。
テーブル脚はAmazonで1番人気だったステンレス製のかっこいいやつにしました。
脚を取り付ける位置をマークする
初めに脚を取り付ける位置に印をつけていきます。
さしがね(直角の定規)はこれまた100均(セリア)で購入。
端から2cmのところに穴がくるようにしました。
穴の外わくを鉛筆でなぞって印をつけます。
ドリル(ショートビット)で穴を開ける
印をつけたところに鬼目ナットを埋め込むための穴を開けます。
深く開けすぎないように鬼目ナットに合わせてドリルにマスキングテープを貼っておくと安心です。
最初失敗したんですけど、ドリルは先端からではなくて、太いところから鬼目ナットの長さに合わせてマスキングテープをとめます。先端のちょこっとあるドリル部分はカウントしません。太いところから測らないと鬼目ナットがしっかり埋まらず、浮いた状態になってしまいました。
初めからデカいドリル(9mm)で穴を空けてたんですけど、木材がミシミシ言って割れそうだったので、一度細いドリルで下穴を空けてから、太いドリルを使うようにすると良かったです。
下穴用のドリルは3mm径ぐらいがいいかと思います。僕はすでに持ってたもっと細いものを使いました。
今回、天板の厚さが24mmなんですけど、買った鬼目ナットのサイズを考えると貫通するかしないかのギリギリ…
めちゃくちゃ慎重に穴を開けていきました。
今回使った鬼目ナットのサイズは『M6×16mm』ですが、Amazonのクチコミを見ると『M6×13mm』でも大丈夫そうなので、天板の厚みがそこまでなくて貫通しそうで不安な場合は13mmの方がいいかも。
ドリルが空回り(?)して掘り進めなくなった場合、木材のクズが詰まってる可能性が高いです。一度詰まって掘れなくなりました。溜まったクズを取り除くとまた使えるようになりますよ。
空けた穴に鬼目ナットを埋め込む
貫通しないように慎重に慎重に空けた穴に鬼目ナットを埋め込んでいきます。
六角レンチのサイズ6mmを使って回していけば埋まりますよ。
六角レンチも100均(セリア)で慌てて購入しました。
ちょっと斜めになりながらも、比較的キレイに埋まりました!
ここまで作業して気づいたけど、鬼目ナット5つしか注文してなかった…
Amazonに売ってる5つセットのやつを1つだけ購入してた。全部で16個必要なので全然足りないです。追加で注文して配達を待ちます。5個セットだから余っちゃうな。。。
鬼目ナットにネジ止めしていく
鬼目ナットを埋め込んだ天板にステンレスのテーブル脚をネジ止めします。
鬼目ナットを使わずに普通に木材にねじ止めすると、引越しとかでネジを外した後、再度取り付けようとしてもネジ穴がガバガバになってたりします。
引越しとか簡単に分解させたいという場合には、鬼目ナットは便利。
下から(天板側から)順に、ワッシャー(平べったい輪っか)、スプリングワッシャー(切れてる輪っか)となるようにねじ止め。
最初からしっかりネジ止めすると、微調整ができないので、とりあえず指で回せるぐらいに仮止めしておきます。
位置を微調整したら、付属品の六角レンチでしっかりと止めます。
脚を取り付けるとこんな感じ。鬼目ナットを埋める穴の深さが足りずにちょっと浮いたりしてたけど、意外とぐらぐらせずに取り付けることができました。
自分好みのサイズ、スチール脚と木材のバランスがすごくいいテーブルが完成した
完成したデスクがこちら!
なかなかいい雰囲気で好みのサイズ感で仕上がりました!!
杉無垢ボードとステンレスの脚のコラボがめちゃくちゃカッコいいと思います。大満足!
斜めから見たらこんな感じです。
ワトコオイル(ナチュラル色)が木そのものの雰囲気を強調してくれてます。
触り心地もすごくいい。
丸いところ(節/ふし)はちょっと引っ掛かりがあって、それもまた味があっていいです。
Amazonで購入したステンレスの脚は、見た目もかっこいいけど、磁石が付くので使い勝手も良さそう。
横幅は120cmと少し長めに作ったので、ノートパソコンとサブモニターなど、合計3台置いても大丈夫でした。まさに計算通り。
天板の厚み2.4cmは、耐久性も問題なさそうで、55キロの僕が体重をかけてもグラつかず、びくともしません。
仕事用のPCをデュアルディスプレイで作業しつつ、プライベートのMacBookでアマプラを観ながら、、という在宅ワークが捗りそうです。(仕事しろ←)
木材のカットと配送はホームセンターや木材専門ネットショップで対応できるし、ヤスリで削ってオイル塗って脚を取り付けるだけだからDIY初心者でも結構簡単に作れます。
DIYのデスクは
- 結構簡単に作れるし
- 好みのサイズ・木材・色味で愛着が湧くし
- ちょっと雑に扱って汚れや傷がついたりしても味になるし
- 気になるならヤスリで削ってオイル塗り直せば大丈夫
ということで、かなり気に入りました。
好みのデスクを作りたい!という方はチャレンジしてみては。
PCデスクDIYの材料・道具
▼天板の木材
ホームセンターが近所にないならネットでの購入がおすすめ。
好みのサイズにフリーカットし、配送してくれます。
>>マルトクショップ▼テーブルの脚
▼鬼目ナット
▼ワトコオイル
▼電動ドライバー
▼ショートビット9mm
▼ショートビット3mm
▼六角レンチ(100均にもあります)
▼紙やすり(100均にもあります)
▼ハケ(100均にもあります)
▼さしがね(100均にもあります)
余った木材でロボット掃除機の家もDIYしました。