欲しいものは何でも買い、必要なものはケチる

森博嗣さんの著書『お金の減らし方』を読みました。

増やし方じゃなくて減らし方です。

大体いつも増やす方のビジネス書を読むことが多いんですけど、読んでみると面白くて、特に「欲しいものは何でも買い、必要なものは我慢する」という考え方がビビッときました。

僕はこれまで「とりあえず新品・とりあえず最新」を選んで買ってたけど、「中古でも良いか・型落ちでも十分かな」と思えるようになってきました。

この本は買い物に対する考え方を結構変えてくれました。

「とりあえず新品を買おう」

「とりあえず最新型を買おう」

「節約なんて貧乏臭くて嫌だ」

そんな事を考えてる方は読んでみると面白いかもしれません。

ちなみに、出版社からは「お金の増やし方について買いてください」と依頼がきたそうですけど、天邪鬼な著者は「減らし方」の本を書いたそうです。

何やってんの(笑)

全く参考にならない著者の経歴

著者の森博嗣(ひろし)さんは、これまでに300本以上を書いた小説家です。印税は20億を超えるとか。

僕もタイトルは聞いたことがある『すべてがFになる』や押井守監督で映画化された『スカイクロラ』を書かれてます。

スカイクロラ観たいんですけどアマプラで配信されないかな。。。

そんな著者ですが、小説を書き始めた理由がまた面白いんですよ。

庭でミニチュア機関車を走らせるのが趣味の人なんですが、当時の自宅の庭だと9mしか線路を敷けない。。。

もっと線路を伸ばしたいと思うも、国家公務員である大学教員の安月給だとお金が足りない。

そこで、小説を書くことにしたそうです。

「え?急に小説書こうとか思う!?」って感じですけど、大学の仕事が忙しすぎて自宅で文章を書くぐらいしかバイトがなかったのだとか。

発送がぶっ飛びすぎて凡人にはよく理解できないですね(笑)

そして寝る時間を削って書いたミステリー小説『すべてがFになる』が早速大ヒットし、印税が1億入ることになります。

その後も大学教員をしながら小説を書く生活をし、怒涛の勢いで小説を出します。

稼いだお金で土地を買い、ひたすらに線路を伸ばしていったんだとか。

ちょともうついて行けない(笑)

満足度の高い買い物とは

森博嗣さんはお金がなかった大学教員時代から収入の1割を自分が自由に使えるお金に、もう1割を奥様が自由に使えるお金に当てるルールを守っていたそうです。(苦労をかけたことから奥様と呼んでいるそうです笑)

2割を自由に使い、残りの8割で生活する。

給料の何割を使う考え方は本多静六さんの『月給4分の1天引き貯金』に似てますね。

給料が増えたら増えただけ使うんじゃなくて、そのうちの決まった割合で生活する考え方は好きです。

さて本書ですが心に響いたところが「欲しいものは何でも買い、必要なものは我慢する」というもの。

月給1割の予算内で、自分が欲しい物はなんでも買い、逆に生活に必要な物は限界までケチる。

もし予算を超える場合は、数ヶ月貯めておくのだとか。

例えば住宅の場合、豪華な家に住みたい人は買ったらいい。

欲しいんだからしょうがないと。

生活のために住むところが必要な人(僕みたいに)は、出来るだけケチるべき。

必要なだけだから最低限の機能でいい。

この考え方が凄くしっくりきたというか、納得したというか、面白かったです!

普通は「欲しい物は我慢しましょう」とか言いそうじゃないですか。

森博嗣さんは逆の事を言ってる訳です「欲しい物は買え」と。

必要で買う物は、決して欲しいわけじゃないから、そこにお金をかけても満足度は高くならない。

いやー、確かにごもっともです。

彼はポルシェ911を持ってるんですけど、それは「欲しかった」から買っただけで、「必要」だったらもっと安い車で済ませたんだそうです。

逆に服は必要なだけだから、自分で買った事すらないんですって。

最近、電卓を買ったけど、、、

最近、電卓を買ったんですよ。

FP3級(ファイナンシャルプランナー)の試験勉強のために。

楽天で2,500円ぐらの、色がお洒落な電卓です。

でもよく考えたら中古の安いものをメルカリで買っても良かったです。

試験のために計算ができればいいので、「必要」な買い物だったなあと思います。

実際、見るとかっこいいなって思いますけど、この買い物で満足度が上がったかと言われるとそうでもない。。。

「欲しいものは何でも買い、必要なものは我慢する」って考え方は、無駄遣いを減らして満足度の高い買い物ができるようになって良いかも。