基礎生活費をバッチリ把握できるサイドFIREのための家計簿

基礎生活費をバッチリ把握できるサイドFIREのための家計簿

サイドFIREを目指そうと思うと自分の基礎生活費がいくらなのか把握することが大切です。

僕はひっそりとサイドFIREを目指してるんですけど、基礎生活費の計算が面倒に感じてました。

「食費と家賃を足して、水道光熱費を足して、通信費を足して、でも食費のカフェ代は遊興費だから引いて、、、どこまでいったっけ?」みたいなことに。。。

  • 基礎生活費を把握したい
  • 面倒な計算はしたくない
  • 表計算ソフトとかも面倒でやりたくない
  • サイドFIREしたい

という方は家計簿アプリを自分用にチューニングするのがおすすめです。

↓こういうカラフルで項目が多い家計簿が、、、

↓項目が少なくシンプルな家計簿になります

家計簿アプリを普通に使うだけだと、項目が多くてカラフルな家計簿が出来上がります。それはそれで満足度が高いんですが、自分用にチューニングすると基礎生活費が一撃でわかるようになり便利です。(こちらの記事を参考にして作ってみました)

サイドFIRE家計簿の目的は基礎生活費の把握

サイドFIREは、生きていくために必要な基礎生活費だけを資産所得でまかなって、遊興費は仕事で稼ぐという人生戦略です。全ての生活費を資産所得でまかなうフルFIREと違って、必要な金額が少なくて済みます。>>普通の人でも目指せるFIRE

最近はFIREブームのおかげでサイドFIREにも色々と種類や考え方が出てきたみたいですね。単に資産所得がある状態のことだったり、生活費の半分ずつを資産所得と普通に働いてまかなう状態だったり、人によって何がサイドFIREなのか違うようです。

僕が目指すのは基礎生活費を配当金でまかなうサイドFIREで、経済的に自立(FI:Financial Independence)した状態です。なので、家計管理は基礎生活費の把握が重要になってきます。

基礎生活費と遊興費を分けて管理したいわけです。

家計簿アプリを普通に使っても基礎生活費がパッとわからない

僕は普段から家計簿アプリを使ってますが、基礎生活費がパッとわからないという悩みがありました。

普通に家計簿をつけるだけだと食費や日用品などの項目ごとに分類されてしまいます。

マネーフォワードの科目

家計簿アプリを普通に使うと科目ごとに分類されて基礎生活費がパッとわからない。。。

普通の家計簿から基礎生活費と遊興費を計算するには、「住居費と食費と日用品を足し合わせて、、、」みたいに計算しないといけません。

表計算ソフトで管理して計算してみたりもしたんですけど、すぐに「めんどくさくてやってられん!」となりました。

さらに困ったことに、必要で買った衣服(下着とか)とおしゃれで買った服やアクセサリーが同じ『衣服カテゴリー』に分類されることになるので、厳密に分けることは不可能になってきます。

基礎生活費と遊興費を分ける

普通に家計簿アプリを使うだけだと基礎生活費がわからないので、自分専用にチューニングする必要があります。

家計簿アプリなんか使わずに表計算ソフトで管理したり、手書きの家計簿を作ったりするのもありですが、僕みたいなズボラ人間にはそんな手間はかけられません。

手間をかけると絶対に続かないので家計簿アプリの力を借りましょう。

具体的には

  • 家計簿アプリをインストールして(マネーフォワードMEがおすすめ)
  • 銀行口座、クレジットカード、電子マネーをアプリに連携して
  • キャッシュレス決済を使い倒す

だけで、家計簿アプリに自動で明細が取り込まれていきます。

口座やカードが10以下なら無料版で十分使えます。

このままだと普通に食費や衣類などの科目ごとに分類されるので、カテゴリーを設定します。

マネーフォワードMEのカテゴリーを設定

マネーフォワードでは大カテゴリーは追加・編集できないので、既存のカテゴリーを基礎生活費と遊興費に(独自に)割り当てて考えます。

例えば、

  • 基礎生活費を『日用品』として扱う
  • 遊興費を『趣味・娯楽』として扱う

という具合です。

基礎生活費として使う『日用品』のサブカテゴリーとして家賃や食費や水道光熱費を追加します。

僕の場合は税金関係と事業経費も併せて、

  • 基礎生活費 → 『日用品』カテゴリー
  • 遊興費 → 『趣味・娯楽』カテゴリー
  • 税金関係 → 『税・社会保障』カテゴリー
  • 事業経費 → 『その他』カテゴリー

の4つのカテゴリーを使ってます。

メインカテゴリーの下のサブカテゴリーで実際の項目を管理していきます。

例えば、スーパーでの買い物は『日用品>食費・日用品』に設定してます。

日用品の下に家賃があったりして、一見すると訳の分からない家計簿ですが、日用品カテゴリーを見れば基礎生活費が一発でパッと分かるようになります。

カテゴリーの編集方法

マネーフォワードでサブカテゴリーを追加するには、カテゴリの選択から「カテゴリを追加」をタップします。カテゴリの選択は新規手入力の画面からが早いかも。

デフォルトの項目は編集も削除もできません。

絵文字も使えるので、わかりやすいものを使うと見つけやすくなりますよ。

どのカテゴリーを使うか、何を基礎生活費として何を遊興費とするかは完全にその人次第ですが、参考までに僕の分け方を載せておきます。

基礎生活費

マネーフォワード設定_基礎生活費

基礎生活費(日用品カテゴリーで設定)は生活する上で絶対に必要な支出を管理します。

日用品カテゴリーを見れば最低どれだけ稼げばいいのか、今の貯金でどれだけ生活できるのかがパッと把握可能です。

以下の支出をマネーフォワードで設定したカテゴリーに分類して使ってます。基本的には『基礎生活費』カテゴリーに全部入れますが、家賃や食費など特別に管理したい項目はカテゴリーを分けてます。食費と日用品が同じなのはスーパーでまとめて買うので、レシート見て分けるの面倒だからです。

  • 家賃
    • 引越し費用、更新料、保険料なども含む
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 食費
  • 日用品
  • 最低限必要な衣服
  • 交通費
  • 国民年金
  • 奨学金返済
  • 医療費
  • ペット飼育費
  • 生活に必要な家具・家電

遊興費

マネーフォワード設定_遊興費

遊興費(趣味・娯楽カテゴリーで設定)はなくても生活できるけど、ゆとりある生活のための支出を管理します。

  • 仕送り・プレゼント代
  • おしゃれの為の衣服
  • 趣味費
  • 美容室代
  • サブスク代
    • Amazonプライム、YouTubeプレミアム
  • 漫画、小説、娯楽のための書籍
  • 家電・ガジェット
  • カフェ代
  • 旅行代
  • 飲み会

税金関係

マネーフォワード設定_税金

税金(税・社会保障カテゴリーで設定)は税金関係の支出を管理します。

基礎生活費で管理してもいいけど、売上・年収によって左右するので別にすることにしました。

  • 所得税
  • 住民税
  • 健康保険料
  • ふるさと納税

全部まとめて『所得税・住民税』を使ってます。

会社員の方だとふるさと納税で買った米とかを基礎生活費に入れると金額が大きくなると思う。なのでやっぱり基礎生活費とは別の項目で管理するのがおすすめです。

事業経費

マネーフォワード設定_事業経費

事業経費(その他カテゴリーで設定)は自己投資や副業関係の支出を管理します。

ビジネス本もこの項目で管理してます。基礎生活費や遊興費で管理すると僕の性格上ケチってしまいそうなので、別項目にしました。

  • ブログ運営費
  • クラウド確定申告ソフト
  • 自己投資に繋がりそうな書籍・ビジネス本

ブログの運営費用は安いので計算に入れてますけど、せどり副業などの金額が大きいものは対象外にして家計簿では管理しない方がいいと思います。

全部まとめてその他カテゴリーの『事業経費』を使ってます。

家計簿を自分用にチューニングして基礎生活費を把握しよう

家計簿アプリを自分用にチューニングすることで基礎生活費が一目瞭然でわかるようになりました。(現在は細かめにサブカテゴリーを分けてますが、そのうちもっと大まかに分類させたい)

普通に家計簿をつけても計算すれば基礎生活費はわかりますが、いちいち計算するのが面倒で続かなかったのでパッと可視化されていることが重要。

項目もすっきりしていい感じです!

家計簿アプリはマネーフォワードが使いやすくてお気に入りですけど、他の家計簿アプリでも設定できるかと思います。

公式HP>>マネーフォワードME